片足でもトライアスロン完走!

9月30日に、「2012世界トライアスロンシリーズ横浜大会」のパラ部門に夫が出場しました。
横浜の海を泳ぎ、山下公園の周辺を走りました。

トライアスロン初挑戦でしたが、楽しく完走できて良かったです。
息子と娘も一生懸命応援!
特に息子は公式サポーターとして前日の説明会から夫に付き添ってくれました。
貴重な体験から何か感じてくれてたらいいな。

バイク事故からちょうど3年経ちました。
両手足に障害が残りましたが、夫は何にでも挑戦しています。
自分の状況をそのまま受け入れること、可能性の枠を決めてしまわないこと。
そして、自分持つ力を信じることで大きな壁も乗り越えられる!
そんなことを学びました。





  

障害者水泳大会で金メダル

夫が事故で右足を失って2年。
水泳に挑戦し始めた夫が、ついに水泳大会に出場。
バタフライ25メートルと自由形50メートル。
記録に夫は納得いかない様子でしたが、
私は、大勢の観客の前でありのままの姿を見せることができた夫はすごいなと思いました。

私は2階の観覧席から応援。
義足をつけない姿は毎日見ているけど、今でも正直ドキッとしてしまう。
周りの観客はどう思っているんだろう・・・なんて人目もついつい気にしてしまう。
そんな私に、夫は自慢げに人差し指を立てて「1位だ」と得意げな表情でした。
この年齢で金メダルは嬉しいね。




  

同じ体験をしてみる

新年あけましておめでとうございます。
もう昨日から仕事始めの方が多いのかな。
私も昨夜がコーチングセッションの仕事始めでしたdiary


ところで、夫がせっせと毎週通っているサンアップルさんも昨日が営業初日でした。
夫が早速行くというので私も初めて同行しました。
玄関まで送迎することはありましたが利用するのは初めてでちょっとドキドキ。
「夫も初めての日はドキドキしたのかな」


お天気はあいにくの雪降り。
雪の中を歩かせるのは大変なので玄関に車を横付けして夫に先に降りてもらいました。
「夫が一人の時は駐車場から一人で苦労してたどり着くんだろうな・・・」
※夫がサンアップルに行く時は義足をつけていません。義足だと運動できないので。


更衣室で着替えて二人でスポーツジムへ。
夫は慣れた様子で次々とマシンで運動してます。
私も親切なスタッフさんに使い方を教えてもらいながら気持ちよく汗をかきました。
「夫はいつもこの方達に助けてもらってるんだな」


サンアップルでは12時から60分間は昼休みです。
コンビニで買ってきた「年越しうどん」をレンジで温めて窓の雪景色を観ながらランチ。
コンビニのうどんとお茶が夫の定番のランチなんだそうです。
「夫が一人の時はコンビニでどうしてるんだろう・・・ドアの開閉や支払や商品を持つの大変だな・・・」
「電子レンジまで行って温めたうどんをどうやってテーブルに運んでるんだろう」


午後は二人でプールに入りました。
夫は片足でクロール・平泳ぎ・背泳ぎ・・・と水中では健常者みたい。
さすがサンアップル!プールの脇には杖を立てるための傘立てのようなものがありました。
「そっか、傘立てねsports我が家の玄関にも杖用の傘立てを用意しよう!icon22


閉館時間になり、私は早めに駐車場に移動。
暖気運転をしてから夫を乗せて帰宅しました。
「一人の時は暖気できなくて寒いだろうな。プールあがりで風邪ひかないかな。」
「早めにエンジンスターター付けようsports



サンアップル初体験の私は発見がいっぱい。

コーチングの授業に『相手の立場に立つ』というワークがあります。
相手の立場に立つとは相手の気持ちを理解すること。
頭でわかるより心でわかることが大切と教えられました。
その為に「失明の学習」を受けます。
目を閉じたままで失明の体験をするのです。


この日は夫の立場に立つために同行しました。

傘立てとエンジンスターターを早めに購入しようと思いました。
そして、ランチにはお弁当を作って持たせてあげようと思いました。

何より、往復2時間もかけてでもここに通う夫にとって
運動したいという気持ちがとても強いのだと再確認できました。


夫は二人で来れたことがとても嬉しかったようです。
時々一緒に利用したいと思いますicon12



  

温かいお弁当

毎日お弁当を持って会社に行く夫。
最近寒いし、お弁当も冷たいだろうな・・・
と思って保温機能の付いたお弁当箱を購入。

内緒で今日からお弁当箱を変更してリュックに入れておきました。


昼ごろ夫からメールが届き
「弁当、あったかくておいしかったface02」と。

帰宅してからも「味噌汁があるのはやっぱりいいな~」と上機嫌。

買って良かったnpo02


  

信濃町でお蕎麦

夫が代休のため、めずらしく平日なのに自宅に居ました。
「それじゃあ二人でお蕎麦を食べに行こう」icon14
と信濃町の「たかさわ」さんに行って
限定十割そばとわかさぎのフライをいただきました。


仕事でお世話になっている地元企業の方から
「美味しいよ」と教えていただいたお店ですが
本当に美味しかったですface02

山も紅葉で美しく楽しいドライブができました。






  

福祉車両改造しました。

事故で右足を失った夫のために車を福祉車両に改造しました。
私と共有できるように、アクセルペダルを外して左右どちらにも装着できます。
初めて見る方はびっくりします。


自由に運転ができるようになった夫は、羽が生えたように一人ででかけるようになりました。
「サンアップル」(長野県障害者福祉センター)が気に入ったようで毎週末通ってプールで泳いだりトレーニングルームでエアロバイクに乗ったりして身体を鍛えています。

最近はアーチェリーにも挑戦しています。
たっぷり汗を流して帰宅すると表情もすっきり。
ストレス解消にもなっているようです。

一人で外出させることが心配でしかたなかった私ですが、自立したい夫の気持ちも理解できるのでドキドキしながら送り出します。

外出先で色んな方から助けていただいたり温かい言葉をかけていただいてるそうです。
ありがとうございます。
夫はそんな「人との触れ合い」が楽しいと話していました。
  

夏を振り返って 2

夫にとっても初挑戦の多い夏でした。

右足を失って初めての海水浴。
プールで鍛えた泳ぎが活かせました。

初めてのライブ。
夫婦二人で新幹線に乗りさいたまスーパーアリーナまで行きました。
公共交通機関を利用する大変さを実感しました。


初めてのバーベキュー。
久しぶりに会う仲間が
変わらない夫の様子に心から喜んでくれました。


できることがだんだん増えていきます。


来週はアーチェリーに挑戦するそうです。




  

誕生日

昨日は夫の50歳の誕生日。
家族でケーキとお寿司でお祝いしました。

奮発して、iPot touchをサプライズでプレゼント。
「さすがわかってらっしゃる〜」と夫は大喜び。
おもちゃを与えられた子供のように、しばらく静かにいじってました。


しかし、しばらくすると「俺がリクエストした物はどうした?」とクレーム。

そうだった、リクエストは「まごの手」だった。

100円ショップで探してこいと…
iPot touchがまごの手に負けた瞬間でした。
  

我が家の庭

夫はガーデニングが趣味です。
ところが、昨年入院中におじいちゃんがきれいさっぱり刈り取ってしまいましたface07

それでも、根気良く新しい苗を植えて、少し快復してきた我が家の庭。

昨日の大雨があがり、緑がさらに濃くて美しく感じました。
自宅に居ながらこんなに緑に囲まれるなんて、
なんだか幸せだな~と感じました。

最近は野鳥が集まってきます。

家を建てて15年。
やっと野鳥にも認めてもらえる庭になってきたのかなvolunteer



  

京都・奈良旅行

GWに突然思い立って、京都・奈良に行ってきました。
連休中盤のある日、女子会で楽しんでいた私の携帯に夫からメールが。

「これから京都に行くことにした。早く帰ってきて。」

は?なに?これから?宿は?

我が家の旅行はいつもこんな感じ。
おまけに息子は先月、修学旅行で京都・奈良に行ってきたばかりface07

それでも、一家の主の決定事項にしたがって、真夜中にマイカーで出発。
一昨年のGWは四国だったから、京都なんて近くに感じる。

京都近くのサービスエリアで仮眠をとった後、子供たちはパジャマを着替え、私は顔を洗ってメイク。
夫も義足を装着。

そして朝8時には金閣寺に居ました。

続いて、東寺・京料理バイキング・三十三間堂・嵐山で食べ歩き・・・と京都を楽しみ、
夜は奈良に向けて出発。

今度は奈良最寄のサービスエリアで就寝。

奈良の朝イチは、石仏で有名な飛鳥地方、石舞台古墳など見たり、自然豊かな飛鳥路をゆっくり散策して
名物の柿の葉寿司を古墳横の公園でいただきました。
まったく同じ場所で柿の葉寿司を食べたのは15年前かな。
思った通り、お取り寄せで食べるより、ここで食べた方が100倍美味しいface05

そして、興福寺で阿修羅を見て、東大寺の大仏様に感動して帰ってきました。

旅の途中、足の不自由な夫に親切にしてくださった京都と奈良の方々。
本当にありがとうございました。

靴を脱いであがるお寺に躊躇していると、靴の上からかぶせる専用の袋を持ってきて手際よくかぶせてくださった三十三間堂の女性。
これからも使えるように・・・と予備まで持たせてくださいました。

東大寺で人ごみの中を車いすを押して進んでいると、見知らぬ方が通路を確保してくださったり、ドアの開け閉めまでしてくださったり。

ありがとうございました。
私も長野にお越しになった観光客の方に、思い切り親切にしたいと思いました。

京都も奈良も大好きで、今まで何度も何度も訪れましたが、
今までで最も忘れられない(いろんな意味でicon10)旅になりました。


  

森の杏満開

夫が森の杏を見に行きたいと言うので夕方になって行ってきました。
まさに満開!!
山の上から里まで一斉に競うように咲いてます。
一年前、入院中の夫が初めて外泊許可を取って訪れたのもここでした。
あっと言う間の一年だったな〜

今年は自粛ムードのためか杏の里もかなり空いてるそうです。
ゆっくり「一目十万本」の杏が楽しめます。  

夫の手作りクッキー

昨日の夜は研修で帰宅が少し遅くなりました。

家に着き玄関のドアを開けると、何やら甘くてやさしい香りで家中が包まれていました。

「なに?この香り?」と私が聞くと、息子と娘はニヤニヤ。

すると夫が、焼きたての手作りクッキーを、私と娘に渡してくれました。
そっか、ホワイトデーだ!


息子が自転車で材料を買いに行き、夫が作ったとのこと。

形はゴツゴツだけど、とても美味しかった!
足が不自由な夫は、キャスター付きの椅子に座って、キッチンをゴロゴロと移動しながら作ったんだって。
根性だね。

お世辞でなく、今まで食べたクッキーの中で一番美味しく感じました。

ごちそうさまでした。
  

義足の必需品

この二つは主人の必需品です。
ご存知、クロックスの樹脂製サンダルと義足用の靴べらです。

当たり前ですが、義足では普通のスリッパを履いては歩けません。
そのため、スリッパにゴムヒもを付けたりする技もありますが、このクロックスのサンダルは、かかとにかけるベルトがあるのでスリッパ代わりに最適なんです。

また、義足は人の足と違ってカチカチに硬いので靴を履いたりぬいだりが結構大変です。
ですが樹脂製サンダルは柔らかく伸びるので一人でも楽々と扱えます♪

とは言え、毎日サンダルというわけにもいきません。
そこで、普通の靴を履くのに便利なのが、写真にある黒い靴べら。

靴のかかとに挟んでから靴を履き、履けたら靴べらを外します。

うちの旦那様は、時々この靴べらを外し忘れて出掛けてしまいます。(汗)

義足の必需品は夫の必需品。
夫の必需品は我が家の必需品です。
  

やっと義足が完成!

主人が交通事故で身体が不自由になって15か月。
待ちに待った、失った右足の本義足が完成しました。
今までの仮義足と違って、作りもしっかりしているし、
一番違うのはヒザの動き。
細かく動くので、靴を履いたり脱いだりすることが自分でできるようになるのです。
ヒザが微妙な角度に動かないと靴って履けないんですよね。
今回のことで気づいたけど、人間の身体って本当に良くできてる。

我が家にとっては宝物のこの義足。



火事になったら、アルバムと義足だけは絶対に守ろう!と思います。

両手もだいぶ良くなったし、あとは左足が良くなれば
できることがいっぱい増えそう。

15か月間、毎日「できるようになったこと」を数えてきました。
ベットで座れた、箸が持てた、車いすに乗れた、義足で立てた・・・

今回の「できるようになったこと」は「靴の脱ぎ履き」。
これは我が家の大きな進歩であり大きな喜びなのです。

  

義足で卓球ができた!

交通事故から約1年。
スポーツらしいことはほとんどできなかった夫は、最近水泳にはまっています。
鹿教湯のクワハウスがお気に入り。
とにかくゆっくりできます。
プールも温泉なので、入ってるだけで健康になれそう♪
今日は、中二の息子と小六の娘も一緒。
お風呂とプールを楽しんだ後、レストルームで休んでいると卓球台を発見!
そして、家族4人で卓球を楽しみました。
足は動かなくても結構できるものですね。

また「できること」が一つ増えました。

今日は息子が一緒だったためか、主人は張り切って3千メートルも泳いだそうですface08

  

片足でも泳げた!

私の主人は1年前に交通事故で両手足が不自由になりました。
特に右足は腿の1/3を残して切断しています。
そんな片足の主人になんとか再び、大好きだったスポーツを楽しんで欲しくて、2週間前にプール付きのホテル、それも湯治場で有名な鹿教湯のホテルに連れ出しました。
息子と娘の手を借りながらもプールデビューは成功!
そして、今日は私と二人だけで鹿教湯のクワハウスに泳ぎに行きました。
「クワハウスかけゆ」は、温泉プールとお風呂が併設されてて、お風呂も水着着用の混浴なので一緒に入れるのがホント助かります。
(更衣室も一緒に入れるともっと安心だけど・・・)

もともと水泳も得意だった主人はプールですごい勢いで泳いでました。
私はちょっとだけ泳いで、あとは温泉に浸かってリラックス。

1年前の主人はずっとベット上の生活だったけど、できるイメージをふくらますって大事だなと思う。
来年の今頃は何ができてるんだろうと考えると楽しみです♪