坂城びんぐし薪能

坂城びんぐし薪能
坂城びんぐし薪能

8月29日土曜日。
夫と二人、近所のびんぐし公園に「薪能」を観に行ってきました。

薪能に先立って、宮入小左衛門行平刀匠による「奉納鍛錬」があり、
(坂城町は人間国宝の宮入刀匠出身地です。)
そこで私はハッとさせられました。
普段、仕事柄「相槌(あいづち)」という言葉を多用しますが、
奉納鍛錬の時にも相槌という言葉が出てきたからです。


槌は物を叩く工具のこと。
鍛冶が刀を鍛える時、師が槌を打ち合間に弟子が槌を打ちことを
相槌と言うことから転じて、
相手の問いに答える意味や相手の話に合わせる意味になったのだそうです。

奉納鍛錬の時の「カン、カン、カン」という刀の音色はとても神聖。
静まりかえる夕暮れの公園に響き渡りました。

「これが本当の相槌なんだ・・・」と独りで感激してしまいました。


奉納に続き、野村萬斎氏主演による狂言「樋の酒」、
松木千俊氏主演による能「小鍛冶」と続きました。

こんな近所で日本の伝統文化を観れることを幸せに思います。

詳細をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

坂城町











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